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【疫病神はどっちでしょうね】

浮かれウサギが責任転嫁するお話。



 「あら、これ可愛いんじゃない」
弾むような調子で彼女が手に取ったのは淡い桃色のティーカップ。うん、良いんじゃないかな、なんて、僕は生返事を返す。
 
 彼女と出会ったのは大学のある講義でだ。初日から筆記用具を忘れ、途方にくれていた彼女にシャーペンを貸したのが僕の『運の尽き』であった。
 講義で毎回出会う僕らは親しくなるのは時間の問題だった。そして僕らは付き合うことになった。雪の降る日のことだった。




 しかしそれから僕の身に異変が起こり始めた。浮かれに浮かれていた僕は対して気にもしなかったのだが。
 しかし、彼女と一つ屋根の下で暮らすことになって僕は思い知らされた。彼女は、とんでもない疫病神だったのだ。
同棲初日、僕は階段から転落して3日間入院する羽目になった。階段から落ちるなんて人生初体験だった。退院して家に帰り自室に入った瞬間、子供のころに遊んでいたヨーヨーを踏んで転んだ。熱湯の入ったやかんを足に落とした。そして今日は手を滑らせて朝から朝食用の食器を全て割った。

 



 彼女は笑って僕に言う、
「浮かれすぎよ」って。
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【 2014/07/30 (水) 】 小説 | TB(-) | CM(0)
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