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【数学に対する問題提起】

非論理的な学問のお話。



 僕は数学が苦手だ。
今更隠したってしようがない。僕は19点という赤点確定の数学のテストを憚ることなく机に晒した。先生が睨んでくる。そういえば前回の定期テストも数学だけは赤点だった。他は全て5番内だったにも関わらずに、だ。さすがに先生にも申し訳なくなってくる。何故僕のクラスの担任がよりによって数学の教師なんだ。クラス替えのときになんらかの陰謀があったに違いない。
 
 だいたい僕が苦手なのは正確に言えば数学ではない。もっと基礎的なこと、そう、思えば小学生のころの算数ですでに躓いていたような気がする。何故こんなにも数学(算数からだが)が苦手なのか。
 それは僕自身があまりにも論理的思考を持ちすぎているせいだと僕は考えている。
一見これは矛盾しているように思われるだろう。世の人々はどういうわけか『数学=論理的』、論理的に考えると言えば数式から答えを導き出すことだと勘違いしている。これは僕には全く理解できない方程式だ。
 



 数学が論理的だというのはあまりにも馬鹿げた話だと僕は思う。
 少し思い出してみてほしい。算数の問題は不可解の連続であったはずだ。平面図形の上を一定の速度で動き続けるという『設定』の点P。蛇口から放出され容器の穴から排出され続ける水。そして、最も理解不能の行動を起こし続ける通称『算数のたかし』くん。
 彼は常に先に家を出た兄を徒歩で、さらに分速120メートルで進まねばならない。決められた数のレンガを用いて決められた縦横の長さの花壇を作らねばならない。他にも彼の行動を挙げればキリが無いが止めておこう。決して僕が覚えていないからというわけではない。たかしくんの名誉を守る為である。

  ここで問題提示をしたいと思う。このような理解不能かつ無意味な狂人の如き行動を問題作成者に強制されているたかしくんはあまりに不憫ではないだろうか。彼は本当は数字という呪縛から逃れたいのではないだろうか。しかし操り人形たるたかしくんは抵抗する術を持たない。そこでこの僕があえて『問題を解く』という行為を放棄することによってこの暴虐に抗議しているのである。これが僕の中の数学という非論理的な学問にたいする主張である。




  ……あ、補修の日程ですか?その日で大丈夫です、先生。はい、すみません、いえ言い訳ではないんですよ、はい。……すいません。
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【 2014/07/30 (水) 】 小説 | TB(-) | CM(0)
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